「しんぶん赤旗」2009/12/18
被爆者に年末見舞金 
県原水協 被災協に届ける


 原水爆禁止長崎県協議会は15日、片山明吉事務局長、前田保子常任理事が長崎原爆被災者協議会を訪ね、全国から寄せられた被爆者年末見舞金を届けました。

 被災協から谷口稜曄会長、柿田冨美枝事務局次長が応対しました。

 谷口会長は、「毎年あたたかい見舞金をいただきありがとうございます」とお礼の言葉が述べました。

 懇談の中で片山事務局長は、被爆者が高齢化し、活動が困難になっていないかたずね、「お手伝いすることがあれば遠慮なく申し出てください」と協力する意向を表明しました。また、被災協の県内の組織状況についても質問しました。

 谷口会長は、高齢化がすすんでいること、とくに郡部は被爆者が点在していること、後継責任者の選任など活動の困難な状況を語りました。

 また、見舞金を各被爆者にとどけるための援助を要請しました。片山事務局長は、「この点は原水協としても希望していたことでもあり、来年からお手伝いできるようにしたい」と答えました。

 訪問後、片山事務局長は、「被爆者の高齢化と体の変調は避けられず、原水協として被爆者援護・連帯活動の強化が急がれています」と話しました。