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JRP写真展
長崎県美術館 20日まで
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町内のおまつりでしょうか、浴衣を着てチューバを吹く中学生。みんなの笑顔がなんともいえないチンドン屋と街の人たちとの交流。
日本リアリズム写真集団(JRP)長崎支部写真展が長崎市の長崎県美術館で開かれています。
手すりの影。建物のガラスに映る夕焼け雲。何気ない街角も立派な被写体になることを教えてくれます。
村里榮・「碑の記憶」は、原爆で犠牲になった子どもたち。「十才、八才、六才」の文字が墓碑に刻まれています。
「核兵器廃絶 訴える人々」(黒ア晴生)は、原爆症認定裁判をたたかう原告など。
「忌まわしき遺構」(濱田孝之)は、忘れてはならない日本の中国侵略の記憶。中国人で生体実験をおこなった731部隊の実験棟跡です。破壊されたボイラー室や地下牢、凍傷実験室など。説明書きには「日本人一同が不戦の誓いをするために」とありました。
来場者は、作品を鑑賞して回りながら「この色づかいがいいですね」などと語り合っていました。
写真展は20日(日)まで。 |