「しんぶん赤旗」2009/11/03
雲仙市議席増へ 
上田、矢崎両候補 公共事業のムダなくす


 長崎県雲仙市で市議選が1日告示(8日投票)され、日本共産党の上田あつし候補(52)=現=、矢崎かつみ候補(59)=現=が第一声を上げました。日本共産党は、現有1議席から2議席をめざします。

 雲仙市議選は定数が4減の26人に対し有力30氏が立候補。4人はみ出しの少数激戦となっています。前回に比べ立候補者数が12人減り、当選ラインが大幅にアップしています。

 上田候補(写真右)は旧瑞穂町で約60人の支持者を前に立候補のあいさつ。市民の中に新市庁舎建設への批判は強いと述べ、長崎国体のためのサッカー場建設について、既存施設を活用すべきだとして反対を表明。「ムダな公共工事をやめて、くらし優先の市政を」と訴えました。

 2議席目をめざす矢崎候補(写真左)は旧千々石町で、「真面目にがんばる人が報われる社会、貧困のない社会、年をとっても安心して暮らせる社会をつくりたい」と市議選に挑む決意を述べました。

 上田候補の同級生は、「ほとんどの議員がものを言わない中で、上田候補はいいことはいい、悪いことは悪いときっちり言ってくれる。市議会の中では貴重な存在です」と期待を寄せました。