2009/10/28「しんぶん赤旗」
国保証を滞納世帯に
 雲仙市に共産党申し入れ

 日本共産党雲仙市委員会の上田あつし雲仙市議、矢崎かつみ同市議候補は26日、雲仙市に対し、社会保障制度の拡充やいのしし被害対策を求める申し入れを行いました。

 申し入れ書では、国保税の1世帯1万円の引き下げと減免制度の拡充、国保証のない世帯への保険証の交付、乳幼児医療費の現物給付などを要望。いのしし対策として被害の実態調査の実施や駆除に対する助成などを求めています。

 上田市議(写真右)は、高い保険料に苦しむ市民の声を紹介し、新型インフルエンザの大流行が危惧される中、保険証のない世帯への保険証交付は急務だと訴えました。

 また、全国的に後期高齢者医療の保険料滞納者からの保険証取り上げの動きがあることから市の対応をただしました。

 矢崎候補(写真中)は、深刻となっているいのしし被害の実態を述べ、早急な対策を要望しました。さらに、橋の改修工事により、地域住民の生活が不便になっているとして仮橋の設置を求めました。

 金子知充副市長と総務部長が応対。国保について、中学生以下の子どもがいる世帯には短期保険証を発行していないことを明らかにし、仮橋の設置に関し、自治会からの要望もあるとして検討することを約束しました。