「しんぶん赤旗」2009/10/27
核兵器廃絶へ長崎で訴え
 高校生、青年が署名

 国連軍縮週間に合わせた核兵器廃絶署名全国統一行動に呼応し、原水爆禁止長崎県協議会は24日、長崎市の大丸前で「核兵器のない世界を」の署名活動に取り組みました。

 田上富久長崎市長の顔写真も入った署名を呼び掛けるタペストリーを掲げ、「来年行われる核不拡散再検討会議(NPT)に向けた核兵器をなくすための署名です。国連に長崎の心を届けましょう」と呼びかけました。

 タペストリーやチラシを見て自分から寄ってくる市民も多く、特に若い人が積極的に署名に応じる姿が目立ちました。高校生や茶髪の青年、ベビーカーを引いた家族連れなど当然のことのように署名していました。

 二人連れの20代の女性は、「核兵器がなくなって平和になってほしいと思います。オバマさんが言っていることはいいこと。心強いです」と話しました。

 「核兵器はなくならない」と言っていた年配の男性は、「人類の歴史から見れば、人間が戦争している時期はほんのちょっと。核兵器をなくして平和な時代をつくることができる」というメンバーの話に「それはそうだ」と納得していました。

 この日、2時間で325筆が寄せられました。県原水協では15万筆をめざしています。