「しんぶん赤旗」2009/10/16
排水門開門へ署名 
4団体が発表


 諌早湾潮受け堤防排水門の開門を求めている「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会など4団体は13日、長崎県庁で記者会見し、早期開門を求める県知事あての署名活動を開始することを発表しました。

 署名は、有明海の環境悪化は待ったなしの状況だとして、有明海再生、漁業と農業の両立のために
@段階的な開門調査の早急な実施
Aそれにともなう代替水源の確保
など防災・営農対策を求めています。

 支援する会の高村暎代表は、開門は喫緊の課題だとして、運動と世論の力で開門反対に固執する長崎県を追い詰め、開門を実現したいと署名に取り組む意義を述べました。来年2月までに5万筆をめざしています。

 また、「よみがえれ!有明海訴訟弁護団」が、開門に関する公開質問状を県知事、諫早市長、県議会議長、「諫早湾干拓排水門開門反対議員の会」会長あてに13日付で郵送したことを明らかにしました。質問状は、調整池の水質問題や森山地区の湛水被害の原因などについて質問。25日までに文書で回答するよう求めています。

 支援する会はこれまで、代替農業用水の確保など開門対策を示し、諫早市民との対話に取り組んでいます。