「しんぶん赤旗」2009/9/19
堀江県議が新方式の一般質問と総括質疑 
後期医療廃止「静観」と知事


 長崎県議会で14日、日本共産党の堀江ひとみ県議が一般質問を行いました。一問一答の新方式による、初めての質問でした。

 堀江県議は、新政権が後期高齢者医療制度廃止を公約に掲げていることについて知事の対応をただしました。

 金子知事は「国においてなされるもの。静観する」と答弁。
 「制度廃止を国に求める考えはない」とした昨年の立場を変えて制度廃止の立場に立つことを明らかにしました。

 また、県内自治体で広がりを見せている乳幼児医療費の現物給付方式に対する県費補助の復元について質問しました。

 県は現物給付方式を実施している長崎市に対し補助率削減を行っており、県費補助削減を明記している医療費実施要綱を改正し、子育て支援策を充実せよとただしました。県こども政策局長は補助率を「固定的にとらえていない」と答弁し、協議する考えも示しました。

 また、堀江県議は16日にも予算特別委員会総括質疑を行い、橋梁ライトアップ事業についてその必要性についてただしました。

 この事業は県内12橋をライトアップする計画で予算は5年間で総額10億円です。県議はライトアップより遠距離通学費補助、乳幼児医療費助成の補助金カットの復元など教育・福祉の充実を求めました。

 知事は通学費の軽減について検討したいと答弁しました。