「しんぶん赤旗」2009/9/16
有明海再生へ決起集会
 開門は待ったなし 
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 諫早湾干拓潮受け堤防排水門の開門を求めている「よみがえれ!有明海訴訟」の原告・弁護団、支援者は14日夜、決起集会を開き、開門・有明海再生への決意を固め合いました。

 報告に立った馬奈木昭雄弁護団長は、新政権のもとで開門させるための今後のたたかいを提起しました。

 馬奈木団長は、「アセスは必要ない。開門はすぐできる。アセスにしがみつくことは永久に開門しないこと」だと批判。
 「開門はまったなしの課題。漁民はもう生きていけない」と述べ、来春の開門めざし、新政権にそのための予算を入れさせるたたかいを強調しました。
 また、開門反対は農漁民、県民の利益に反すると述べ、県民の共同を進めるための運動を呼びかけました。

 小長井・大浦漁業再生訴訟の松永秀則原告団長は、「20年間、国にだまされ続けてきた」と自公政治への怒りを口にし、この流れを断ち切る新政権への期待を述べました。

 集会には日本共産党の仁比聡平参院議員が駆けつけ、「有明海再生へ猶予はない。新政権の政治決断へ向け、がんばり抜きたい」と決意を語りました。
 最後に、約100人の参加者は「ガンバロー」と今後のたたかいへ意気を上げました。