「しんぶん赤旗」2009/9/7
長崎から平和発信 
原水協が核廃絶署名行動


 毎月第1日曜日に核廃絶署名に取り組んでいる原水爆禁止長崎協議会(長崎原水協)は6日、長崎市の平和公園で「核兵器のない世界を」の署名に取り組みました。

 残暑きびしいなか、メンバー約10人が署名を呼びかけると、原爆パネルに見入っていた観光客らは署名に応じました。

 小学生の孫2人を連れてやってきた市内に住む60歳の男性は、「戦争はおとなの責任。わたしも戦争は体験していないが、写真を見せて子どもたちに戦争の恐ろしさを伝えていかなければと思います」と話しました。

 さらに、「オバマ大統領が(核兵器のない世界をめざすと)言ったことは大きいですね。今度の選挙では民主党が政権をとりましたが、どこまでやれるでしょうか。平和の問題だけはきっちりしてほしいですね」と語りました。男性はパネルを見ながら子どもたちの質問に答えていました。

 署名行動に参加した国貞貴大さん(22)は他県の友人と話をして原爆のことがあまり知られていないことに驚いたと言い、「小さな集まりでも平和について活動するところがたくさんできたらいいですね。長崎から平和を発信していきたい」と話しました。