2009年8月9日(日)「しんぶん赤旗」

核廃絶へ思いは一つ 
長崎 女性のつどい開く


(写真)平和を守る決意を固めあう「核兵器なくそう女性のつどい2009in長崎」の参加者たち

 「核兵器をなくそう! ニューヨークへ届けよう! 女性たちの声を!」。核兵器なくそう女性のつどい2009in長崎が8日、長崎市民会館体育館で開かれました。全国から寄せられたピースタペストリーや横断幕が掲げられ、1500人の参加者が核兵器廃絶へ思いを一つにしました。

 長崎うたごえ協議会の歌によるオープニングに続いて、つどいのよびかけ・賛同人が233人となり、過去最高になったと報告されました。主催者報告で新日本婦人の会の高田公子会長は「核兵器廃絶への流れを加速させよう」と訴えました。

 被爆の証言をした寺坂イネ子さんと中島智津子さんは、家族や多くの友人を失ったことや、原爆症認定訴訟に立ち上がったことへの思いを語りました。

 運動の交流でイラク人のドゥハ・シャキルさんが、「イラクはアメリカの侵略に苦しんでいる」と実態を告発。日本からは兵庫県西宮市の新婦人の代表が、親子リズム小組での学習、高校門前での宣伝を通じて「核兵器のない世界を」署名と運動が広がり、約5000人分を集めたと報告。東京の高校生平和ゼミナールの代表は、「これからの未来を核も戦争もない世界にするためにがんばる」とのべました。