「しんぶん赤旗」2009/8/2
日中友好で 
不再戦碑を共同で清掃


 日中不再戦・平和友好を目的に毎年取り組まれている不再戦碑の共同清掃・交流会が7月26日、長崎市香焼町で行われました。

 日中友好協会長崎支部、在長崎中国留学生学友会、長崎新華僑華人協会、民青同盟長崎県委員会の4団体が取り組んだものです。

 大雨警報発令下、断続的に襲来する激しい風雨の中、日中の青年・市民e人は雨具姿で鎌やのこぎりを持ち、碑周辺の雑草を刈り取りました。

 雨の中の作業は困難を極めましたが、約一時間半で作業は完了。きれいになった碑の前で、民青同盟の飯田彰吾さんと学友会の張賀さんが碑建立の精神を刻んだ碑文を唱和し、全員ですべての戦争犠牲者に黙とうしました。

 公民館での交流会で、津村国弘香焼支部長が「核兵器廃絶、不再戦・平和の活動をアジアから世界に広げようと叫び続けている」と不再戦碑の歴史を紹介しました。参加者は中国の故郷のこと、長崎の印象などなごやかに語り合いました。

 閉会あいさつで、新華僑華人協会の劉震会長が「日中には平和しかない。民間友好交流をさらに進めたい」、学友会の張交流部長が「青年による友好交流は留学生のもう一つの使命」と述べ、大きな拍手に包まれました。