「しんぶん赤旗」2009/7/29
被爆国の役割果たそう 
自公の「核の傘論」を批判 長崎で赤嶺比例候補

 赤嶺政賢衆院比例候補(前衆議院議員)は27日、長崎県に入り街頭でマイクを握り、決起集会にも駆けつけました。

 被爆地ナガサキでは、核廃絶の訴えに力がこもりました。
 「自公の日本政府はアメリカが『核の傘』で守るということを日米共同声明で出したいと言っている。こうなったら核兵器完全廃絶の妨害者。
 長崎市内の決起集会で、赤嶺前議員は自公政権のオバマ大統領に演説に対する対応を厳しく批判しました。

 自民党と民主党の防衛族議員が、「核開発をやるべきだ。敵基地を攻撃できる能力を持つべきだ」と議論を開始。短時間で核兵器を完成できる、直前まで準備しておく”寸止め”開発という言葉がこの間生まれました。

 赤嶺前議員はこういった一連の動きを紹介し、声を大きくしました。「被爆国の政府こそオバマ大統領を励ます立場に立ち、核兵器廃絶のイニシアチブを取らねばならない。真剣に世界から核兵器をなくし、戦争のない世界を作ろうと努力している日本共産党の姿を訴えていくことが大事になっている」。

 医療、教育、業者などさまざまな分野から発言がありました。
 
 被爆体験者支援事業の拡充を求めて運動してきた男性は、医療給付の対象者が削減され赤嶺候補が改正を求めて国会で追及したことを紹介。一定の改善が実現したことを語り、「一緒になって、同じ目線で追及してくれた。胃潰瘍からガンになると給付が打ち切られるということも起きているので、今後も一緒に頑張って行きたい」と話しました。