「しんぶん赤旗」2009/7/29
長崎県保険医協会が総会


 長崎県保険医協会の第33回定期総会がこのほど、長崎市内で開かれました。

 あいさつに立った千々岩秀夫会長は、国民に負担を押し付ける構造改革路線を批判。「北風政策から思いやりのある太陽政策に転換させよう」と呼びかけ、医療・介護崩壊を防ぐために、「どのような政権がいいのか衆院選で重大な意思表示を」と訴えました。

 日本共産党からふちせ栄子衆院比例候補があいさつ。「命、くらしを支える社会保障はずたずた。国民の生活と権利を守るためにルールある経済社会、核のない世界を築くためにがんばりたい」と決意を述べました。

 活動報告では、医療費総枠拡大を求める活動、地域医療・福祉改善、診療報酬改善など五つの重点課題に沿ってその活動が報告されました。

 続いて、「いつでも、どこでも、だれでもが安心・安全の医療を等しく受けられる制度」へ向け、外需依存から内需依存への転換、医療費削減中止、診療報酬引き上げなどを求める次期活動方針が提起され、可決されました。

 また、総選挙を社会保障と平和を基盤とする政治への転換の契機とすべく、社会保障費自然増2200億円削減方針の撤回などを求める決議を採択しました。