「しんぶん赤旗」2009/7/14
平和委員会が総会開き方針


 長崎県平和委員会09年度総会が4日、長崎市で開かれました。

 日本平和委員会の岩月康範事務局次長が記念講演。岩月氏は、核密約やグアム協定、田母神問題などを告発し、長崎県はこれらの問題に深くかかわっていると指摘。
 各行政区に平和委員会があれば世論を喚起し、首長や議会を動かすことができると述べ、地域に根差した平和委員会の役割を強調しました。

 討論では、「運動にとって若い人が関心を持ち、会員になってもらうことが急務。わたしたちの側に責任がある」

 「パンフやDVDなど資料はたくさんある。あらゆる機会をとらえて宣伝することが大切」「一般の人に平和委員会の存在を知らせることが大切」など仲間を増やす取り組みの重要性が語られました。

 また、「佐世保基地問題を正面から取り上げる取り組みを」「長崎市長は『長崎港にはいかなる軍艦も入ってほしくない』と言っており、何とか実現させたい」など活発な意見が出されました。

 米軍再編に伴う基地強化、長崎港への艦船寄港、自衛隊の「海賊対処」法による海外派兵などとのたたかいを呼びかけた次期方針を決定しました。

 新役員に、畑田三郎事務局長(再任)が選出されました。