「しんぶん赤旗」2009/06/30
第五福竜の企画展開催中
 長崎ピースミュージアム


 1954年、太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験によって被爆した焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」の被爆55周年記念企画展が長崎市のナガサキピースミュージアムで開かれています。

 「死の灰」(レプリカ)、ガイガーカウンター(放射能検知器)、航海日誌、写真、図表パネルなど約w点が展示されています。

 乗組員の被災状況やマグロを放射線検知器で検査している写真、太平洋に広がる放射能汚染、この事件をきっかけに始まった原水爆禁止運動の歴史を示したパネルなどを見ることができます。

 合わせて、事件に関連する記録映画も放映されています。

  同館の増川雅一専務理事は、「核兵器が実際の戦争で使われたらどうなるか、その恐ろしさを改めて見直してもらいたい。これまで核兵器が使われてこなかったのは市民の運動の力が大きい。子どもたちに平和教育の素材として見てもらいたい」と話しています。
 
 7月12日(日)まで。開館時間9時30分〜17時30分。休館7月6日(月)。入館無料。長崎市松ヶ枝町7の15。電車大浦海岸通り下車徒歩3分。問合せ=095(818)4247。