「しんぶん赤旗」2009/6/6
絶好の好機 運動広く 
世界大会実行委 成功へ総会


 世界的に核廃絶の流れが大きく広がる中、2009年原水爆禁止世界大会を成功させようと、長崎実行委員会総会が3日、長崎市内で開かれました。

 県原水協の内田武志常任理事が世界大会実行委員会の報告を行いました。

 内田氏は、北朝鮮の核実験をきびしく非難したうえで、オバマ大統領の発言に見られるように世界は核廃絶へ大きく動いていると述べ、草の根の運動の力がこの変化をつくり出したと強調。

 NPT再検討会議へ向けた「核のない世界を」の署名をダイナミックに進め、核廃絶の世論と運動をさらに広げるために今年の世界大会を成功させようと呼びかけました。

 大塚孝裕事務局次長が原爆症認定集団訴訟について報告し、国民平和行進や世界大会に向けた活動方針を提起しました。

 討論で、新日本婦人の会県本部の前田保子会長が、米大使館を訪問し大統領あての書簡を届けたことを報告。大使が「日米が協力すれば核はなくすことができる」述べたことを紹介しました。

 ほかの参加者からも、「核廃絶のチャンス。被爆地で大きな運動を」などオバマ発言に共感する意見や署名への反応、平和行進の取り組みなど活発な意見が出されました。