「しんぶん赤旗」2009/6/3
非核港づくり高知では 
長崎の連続講座で報告


 非核長崎港をめざす連続講座の第3課が5月30日、長崎市内で開催され、高知県平和委員会の和田忠明事務局長が講演。
 高知県における非核港づくりについて語りました。

 和田氏は、核をめぐる情勢について「これほど大きな変化は初めて」だと述べ、「核のない世界」をめざすとしたオバマ発言は大きな意味があると評価。

 発言の背景に触れて「核廃絶のわたしたちの運動が世界の政治を動かした」と強調し、核廃絶へこのチャンスを生かすべきだと述べました。また、米軍再編の動きを紹介し、米軍と一体になった基地強化を告発しました。
 
 97年高知県議会で、非核三原則の順守を内容とする「港湾における非核平和利用に関する決議」を採択した高知県の運動を報告。

 「非核証明書」の提出を求めた条例改正への圧力に対し、署名や自治体の意見書採択など住民・議会を巻き込んだ運動でたたかったことを紹介しました。

 さらに、「軍事同盟は時代遅れ。日米軍事同盟から抜け出すことが重要」だと訴え、世論の力で非核港湾決議をつくらせ、軍艦の入港を拒否しようと呼びかけました。

 参加者から、「今、長崎で神戸方式を実現させるチャンス」など意見が出されました