「しんぶん赤旗」2009/5/26
北朝鮮核実験
被爆地から怒り 
長崎市で抗議宣伝

 北朝鮮が二十五日、地下核実験を行ったとの報道を受け、日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)と党長崎市議団は同日、抗議の宣伝を長崎市内で行いました。

 ふちせ候補は、「核兵器廃絶を願う世界の声を踏みにじるもの」と強く抗議。

 核兵器廃絶をめざすとしたオバマ米大統領のプラハ演説やそれに向けた志位委員長の書簡と返書、麻生総理や衆参両議長との懇談など日本共産党の核兵器廃絶への取り組みを紹介。

 ふちせ候補と被爆者五団体との懇談にもふれながら、「核実験は核兵器廃絶に向けた世界の大きな流れに逆行するもの。どの国であっても保有、核実験は許されません」と批判。
 「廃絶への機運が高まっているこの機を大切にし、被爆地から核兵器廃絶の声を上げましょう」と呼びかけました。

 内田隆英、中西敦信両市議は、「被爆地の市長として激しい憤りを覚え」るとする田上富久長崎市長のコメントも紹介し、「被爆地として到底、容認できない」と抗議。廃絶へ全力を尽くす決意を述べるとともに、草の根の運動の重要性を訴えました。

 長崎駅前で年配の男性は、「無謀なことをしますね。核実験は今の流れに逆行しています」と話しました。