「しんぶん赤旗」2009/05/21
団結で和解勝ち取る
 ソニーのたたかい交流 

 「派遣切り」とたたかったソニー長崎ワールドインテック分会のたたかいを青年労働者の中に広げようと、長崎県春闘共闘会議は十七日、長崎市内で「青年交流集会」を開きました。

 同分会の分会長が、不当解雇撤回のたたかいを報告。解決金による和解を勝ち取ることができたのは労働組合に加入し、たたかった結果だと述べ、組合員の団結の力を強調しました。

 また、今後、ソニーに対して「偽装請負を認めよ」「正社員として雇用せよ」の要求を掲げてたたかう決意を表明。派遣労働の問題解決のためには、政治を改革する必要があると訴えました。

 全労連青年部の野村昌弘部長が青年部の役割について講演しました。

 労働者がばらばらで無関心になることが資本家にとって都合がよいと指摘。青年がばらばらにされている今、「つながる、たたかう、支え合う」青年部が求められているとして、楽しい活動を呼びかけました。

 また、青年を苦しめている政治を変えるためにはまず、選挙に行くことが重要だと訴えました。

 参加者は、「もし、総理大臣になったら」の質問に「国会を解散する」「むだな公共工事をなくす」などと答えながら自己紹介し、交流しました。