「しんぶん赤旗」2009/5/15
頑張る比例候補
安心の農政へ共に 
雲仙で田村氏、再生プラン紹介

 日本共産党の田村貴昭、ふちせ栄子両衆院比例候補は十二日、長崎県雲仙市で農業問題について農家と懇談しました。

 田村氏は、「農業再生プラン」も示しながら、農業の実態や党の農業政策を紹介。

 農地法「改正」にもふれ、「耕作者主義を投げ捨てる歴史的な大改悪」だと批判しました。

 懇談で養豚農家は、飼料穀物の高騰や消費低迷による価格の下落によって、「とても採算が合わない」と語り、価格保障制度が実態に合っていない現状を訴えました。

 また、大手による価格支配を告発。肉の格付け制度にも疑問を投げかけました。

 ほかにも、「五十年牛の繁殖をやっているがこんなに安いのは初めて。油や肥料代は下がらない。農家はどこも苦しい」「穀物では生活できない。機械代に数千万円。借金漬けでやめざるを得なくなる」など苦境を訴える声が相次ぎました。

 田村氏は、「運動と選挙によって亡国農政にストップをかけ、安心できる農業にしていきたい」と語り、ふちせ候補は衆院選での支持を訴えました。

 懇談には上田篤雲仙市議、矢崎かつみ同予定候補も参加。十一月に行われる市議選で党の二議席目をめざす矢崎氏が市議選に臨む決意を述べました。