「しんぶん赤旗」2009/05/10
今、核廃絶の絶好のチャンス 
長崎市で69行動

 「オバマ大統領が核兵器廃絶の決意を表明しました。今、核廃絶の絶好のチャンスです。被爆地長崎から声を上げましょう」。

 日本共産党長崎南部地区委員会中央支部は九日、長崎市の新大工商店街で「核兵器のない世界を」の署名を市民に呼びかけました。

 マイクを握った中田剛市議は、オバマ大統領の演説や志位委員長がオバマ大統領に書簡を送ったことを紹介し、「アメリカが初めて核兵器廃絶を国家目標とすること、原爆投下の道義的責任を明らかにし、廃絶を呼びかけています。わたしたち一人ひとりが核兵器廃絶の声を上げることが重要になっています」と訴えました。

 商店街に買い物に来ていた市民は次々と署名に応じていました。土曜日とあって、子どもたちが署名する姿も多く見られました。

 署名した四十六歳の男性は、「母は広島の被爆者です。二度と被爆者をつくってはなりません。(オバマ演説は)チェンジですね。前進です」と語りました。

 また、男子高校生は、「オバマ大統領が核兵器廃絶をいっていることは知っています。こういうことは初めてのことなので非常に関心を持っています」と話すなど、オバマ演説を歓迎する声が聞かれました。