「しんぶん赤旗」2009/5/5
憲法生かし守るとき 
長崎市で九条フェスタ

 長崎市では、水辺の森公園で「ながさき9条フェスタ2009春」がおこなわれました。県内の百を超える団体・個人でつくる実行委員会の主催です。

 主催者を代表して、岩永崇史さんが、「苦しみと悲しみの中から憲法が生まれた。二度と戦争への道を歩んではならない」とあいさつしました。

 集会では、平和をテーマにしたコンサートのほか、各団体のブースでは軍事基地やイラクの現状を伝えるパネル展や署名などがおこなわれました。

 各ブースがアピール。長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は、「二度と戦争の惨禍を繰り返さないと決意した憲法前文は被爆者の気持ち。力を合わせてこの憲法を守ろう」と呼びかけました。

 高校生一万人署名活動実行委員会はその活動を紹介。被爆者でつくる合唱団「ひまわり」も歌を披露しました。このフェスタのために練習してきた、百人を超える合唱団が「我が窮状」「ねがい」を合唱。平和への願いが込められた歌に聞き入っていました。

 参加した女性は、原子雲を島原から見たときのようすを語りながら「九条が悪い方向に変えられようとしています。多くの人に関心をもってほしい」と話しました。