「しんぶん赤旗」2009/5/2
雇用破壊に団結、反撃 
人間らしい生活こそ
 第80回メーデー


 「失業と貧困をなくそう!」「働くルールを確立しよう!」。第八十回メーデー長崎県集会が一日、長崎市の公会堂前広場で開かれました。

 快晴となったこの日、労働者は、組合旗やさまざまなのぼり旗、プラカードを持って参加。三十五団体七百五十人が集いました。

 川崎一宏メーデー実行委員長があいさつ。長崎における派遣切りとのたたかいを紹介しながら、「世界中で『格差と貧困』を招いた新自由主義・構造改革の政治を終わらせようと労働者が立ち上がっている。人間らしい生活のために総選挙をたたかおう」と呼びかけました。

 来賓あいさつに立った長崎県保険医協会の千々岩秀夫会長は医療・介護の崩壊を告発。「命と人権を大切にする政治を」と訴えました。ふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)も総選挙に臨む決意を述べました。

 各組合、団体が要求アピール。ソニーとたたかうワールドインテック分会の青年労働者も発言。長崎「新幹線」、道州制を批判するパフォーマンスなどが披露されました。

 「大企業中心から国民本位の政治・経済への転換」を呼びかけるメーデー宣言を採択。集会後、市内繁華街をデモ行進しました。