2009/5/03「しんぶん赤旗」
志位委員長の書簡 
被爆者団体が歓迎 
長崎で党と懇談

 日本共産党の志位委員長がオバマ大統領にあてて、核兵器廃絶のための国際交渉の開始を求めた書簡を送ったことで、党長崎県委員会の山下満昭県委員長とふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)は一日、長崎原爆被災者協議会を訪れ、谷口稜曄会長、山田拓民事務局長と懇談しました。

 山下委員長は、書簡の写しを手渡し、党としてオバマ演説を歓迎する立場を表明。「オバマ演説は命を削って核兵器廃絶を訴えてこられた被爆者のたたかいの反映。書簡の方向で連帯していきたい」と述べました。
 山田事務局長は、オバマ大統領の核兵器廃絶への姿勢を評価した上で、「書簡」は、先の中曽根弘文外相の核兵器廃絶のための「十一の指標」と比べてもあいまいさがなく、「すっきりした」と歓迎しました。

 核廃絶への光が見えてきたことに、谷口会長は「これに日本政府が背を向けることがあってはならない」と警告。

 ふちせ候補は、「『イエス・ウィ・キャン』の立場でどの国も取り組めば可能性は広がる」と述べました。

 山田事務局長は、原爆症認定集団訴訟にも触れて、認定基準の制限、審査の遅れの問題を指摘。東京高裁判決へ向け、たたかう決意を述べました。