「しんぶん赤旗」2009/05/01
五島地区メーデー20年ぶり 
苦しみの根源悪政変えよう


 長崎県五島市で二十九日、五島地区メーデー集会が開催されました。

 たたかうメーデーの歴史と伝統を受け継ぐものとしては二十年ぶりの開催となります。

 国公労連、自治労連建交労、民医労、年金者組合など八団体、五十四人が参加しました。

 中里研哉メーデー実行委員長が、メーデーの歴史にもふれながら、「今、たたかいのなかで連帯の輪が広がっている。国民の苦しみの根源は政治にある。今年は総選挙の年。連帯の力を政治を変える力へつなげよう」と主催者あいさつ。

 高橋吉孝事務局長が基調報告し、「格差と貧困を生みだした新自由主義、構造改革を終わらせ、人間らしい生活ができる社会をつくろう」と呼びかけました。

 自治労連は、合併がもたらした弊害を告発し、「町の姿がなくなっている。検証を進めたい」と発言。民商は、廃業・倒産、消費税に苦しめられている中小業者の実態について述べました。

 「なくせ失業と貧困。消費税増税反対、社会保障の充実を。ストップ!戦争する国づくり」を呼びかけるメーデー宣言を参加者の拍手で採択しました。

 日本共産党の橋本憲治五島群委員長も参加。連帯のあいさつを述べました。