「しんぶん赤旗」2009/4/26
暴力追放へ連携 
伊藤前市長銃殺2周年で集会


 伊藤一長前長崎市長が銃撃されてから二年。暴力追放を願う集会が25日、長崎市の市民会館で開かれ、約千人の市民が参加しました。

 銃撃事件を機に昨年設立され、市内のあらゆる団体で構成される「暴力追放『いのちを守る』長崎市民会議」(会長・田上富久市長)と長崎市が主催したものです。

 田上市長が、「暴力追放、いのちを大切にする思いを共有し、多くの市民の参加で安心安全のまちづくりまちづくりを進めよう」と主催者あいさつ。

 長崎市の大浦小学校の子どもたちでつくる「居留地キッズコーラス」が「いのち」を合唱。命の大切さを訴えました。

 「市民が連携して、暴力を追放し、安全で安心して暮らせる地域社会の実現に努力する」とする宣言の後、参加者は「暴力のない明るいまちづくり」などと書かれたゼッケンをつけて、公会堂前広場から市内繁華街までパレードしました。

 参加した三十代の男性は、「暴力追放のためには地域ぐるみの取り組みが大事だと思います」と話しました。