「しんぶん赤旗」2009/4/23
合併協設置反対が多数 
佐々町で住民投票

 長崎県佐々町で、佐世保市との法定合併協議会設置の是非を問う住民投票が十九日おこなわれ、開票の結果、「賛成」三〇六五票、「反対」三一四一票(投票率求Eァ%)で「反対」が「賛成」を上回りました。

 日本共産党佐々支部はこれまで、住民の中に合併に対する疑問や意見がさまざまあるなかで「合併協議会」設置は「急ぎ過ぎ」だとして、今すぐの設置に反対していました。

 党の町民アンケートでも「急いで合併しなくてよい」が「今すぐ合併」の二倍になっていることや「判断材料が欲しい」などの声を「民報さざ」で紹介し、十分な話し合いを呼びかけてきました。

 日本共産党の仲村吉博町議は、今回の結果に次のような談話を寄せました。

 「反対」の結果に驚き、喜びました。「推進派」は、昨年二月の県主催の「市町村合併シンポジウム」を皮切りに、県や佐世保市、その意を汲む町議らと官製の住民運動を続けてきました。これに対し、町民は「自分たちのことは自分たちで決める」という判断を下しました。「合併の押しつけには反対」「合併問題は町民みんなで決める」―。住民が主人公の立場で、今後も取り組んでいきたいと思います。