「しんぶん赤旗」2009/4/24
開門へ運動さらに 
有明訴訟 支援する会が総会

 「よみがえれ!有明海」訴訟を支援する長崎の会の総会が十九日、諌早市内で開かれ、参加者が開門への決意を固め合いました。

 会の代表世話人の一人である森永正之弁護士は、「大義はこちらにある。地元の活動が重要。スクラム組んでがんばろう」とあいさつしました。

 弁護団の堀良一事務局長が記念講演。農水省の開門調査環境アセスにもふれながら、「開門」の世論をつくり出したこの間のたたかいを報告しました。

 農水省のアセスについて、開門先延ばしのための時間稼ぎであり、開門しない口実として「地元の合意」を求めていると批判。開門の「合意形成のためのアセス」にすべきだと指摘しました。「今、歴史的な転換点。到達点に確信を持ってすすめよう」と呼びかけ、世論と理論活動の重要性を訴えました。

 活動報告に立った吉岡賢事務局長は、「開門」の県内世論の高揚に会が貢献したことを報告。「漁民・農民・市民との連帯、共同のとりくみ」を強調する次期方針を提起しました。

 討論では、「これまで推進派だった町幹部も『判決に従うべき』と公言」などこれまでにない変化が表れていることが口々に語られました