「しんぶん赤旗」2009/04/19
「ソマリア沖派兵ダメ」 
女子高生もシール投票

 ソマリア沖への自衛隊派兵の賛否を問うシール投票が十七日、長崎市の大丸前でおこなわれました。

 憲法改悪阻止長崎県共同センターが取り組んだものです。

 参加者は、派兵に反対するビラを配りながら、投票を呼びかけました。

 「派兵は憲法をなし崩しにするもの」というメンバーの話に、女子高校生のグループは、「それってダメじゃん」「戦争になったらいや」などと話しながら「反対」にシールをはっていました。

 「反対」投票した女性は、「海賊対策は必要だと思いますが、戦争になるのではという不安があります」と話し、海外派兵と憲法九条改悪に反対する署名にも応じました。

 若い男性は、「いらんこと。自衛隊は行かんでもよかとじゃないですか」。

 「わからない」に投票した二十代の女性は、「日本の利益は守らないといけないと思います。ただ自衛隊が行っていいのかどうか」と迷っていました。また、「派兵にわたしたちの税金が使われています」という話に強い怒りをぶつける人の姿も見られました。

 投票の結果は、「反対」百三十六票、「わからない」二十七票、「賛成」六票でした。