「しんぶん赤旗」2009/4/7
諫早市議選 
西田氏返り咲き 中野氏と2議席   
得票を25%伸ばすも、3議席に届かず

 5日投票され、日付が変わった深夜に当落が判明した諫早市議選(定数34)で日本共産党は中野太陽候補(現)と西田京子候補(元)が当選を果たしました。現有2議席から1議席増をめざしましたが、木村和俊候補(現)は及びませんでした。
 党派別では、自民が2議席増の6議席、民主が1議席増の3議席、公明と社民は現状維持の3議席と1議席となりました。
 
 日本共産党の得票は4768票から5957票に25%も増え、得票率も5.8%から7.9%に伸ばしました。また、07年の参院比例得票と比較すると、共産党が207%。これに対して自民党が57%、民主党が20%、公明党が76%、社民党が57%でした。

 西田氏の事務所では、「おめでとう」と駆けつけた支持者らが候補者本人と抱き合いました。「良かった」と胸をなで下ろす姿も見られました。
 「前回落選したあとから4年間、決まった日に続けてきた朝立ちで、市民から信頼が寄せられた」「高齢者がでを握って『助けてくれ』と言われた。後期高齢者医療制度の批判の声が寄せられた」。こんな会話が飛び交いました。

 西田氏は当選後、「子育て中の母親を支えるために、医療費を中学生まで無料にすることを訴えてきた。市民、女性の声を議会に届けていいきたい」と語りました。

 中野氏の事務所でも支援者らが集まり喜びの声をあげました。中野氏は、「地域の要望や学校の建て替えや耐震化を進めることなどを訴えて支持が寄せられたと思う。市民、地域の要望を収集して議会につなげていきたい」と語りました。