「しんぶん赤旗」2009/4/8
署名推進実行委
韓国被爆者の思いは 
長崎の高校生語る


 二〇一〇年の核不拡散条約再検討会議(NPT)へ向けた「核兵器のない世界を」の第二回署名推進長崎市実行委員会が三日、長崎市内で開かれました。

 高校生一万人署名活動実行委員会のメンバーも参加。同実行委員会が作成した被爆者証言DVDを上映後、高校生らが活動報告を行いました。

 活水高校三年生の北村真純さんは、韓国訪問について「現地でしか学べない平和を学んだ。国は違っても平和の願いは同じ。歴史は消せない過去だが、私たちの世代から変えていくことができる」。ほかの高校生も、「つらい思いをしてまで話してくれるのは本当に伝えたいから。私たちは思いを託されている。今できることは伝えること」と在外被爆者の苦しみにふれた感想を語りました。

 大塚孝裕事務局長が先月の結成総会以降の経過報告と今後の活動について提起。八月の原水禁世界大会までに市内五万筆目標の半分を達成しようと呼びかけました。

 参加者からは、「毎月一回の署名行動を恒例にしていくことが大事」「地域で軒並み訪問したい」「世界が変わりつつあることに共鳴が広がっている。署名の意義を訴えよう」などの意見が出されました。