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核保有国の仏艦来るな
長崎 市民ら入港に抗議
フランス海軍のフリーゲート艦「ヴァンデミエール」が三十日午前、長崎港に入港し、と平和・労働団体(安保破棄長崎県実行委員会・県平和委員会、長崎地区労・県平和運動センター主催)などが松が枝埠頭で抗議集会を開き、約八十人が「被爆地に核保有国の軍艦は来るな」と抗議の声を上げました。
参加団体の代表があいさつ。長崎原水協の大塚孝裕事務局長は、「NPT再検討会議へ向け、世界で核廃絶の機運が高まっているときに、被爆地に核保有国の艦船が入ってくることは、被爆地の市民として容認できない」と訴えました。
労働団体の代表は、長崎市が同艦の入港回避を国に要請したにもかかわらず、県が受け入れたことを批判。「フランスは核を捨てない立場を堅持している。断じて許すわけにはいかない」と怒りをぶつけました。
ヴァンデミエールが入港すると参加者は、「艦船の入港反対」「フランスは核保有をやめよ」とシュプレヒコール。同艦は、接岸していた自衛艦に寄り添うように停泊しました。
新婦人県本部の前田保子会長は、「フランスは核兵器をなくす努力をしてほしい。長崎には軍艦ではなく、旅客船に来てもらいたい」と話しました。
仏軍艦の長崎港入港は三十八年ぶり。四月三日出港予定です。 |