「しんぶん赤旗」2009/3/29
「新幹線」建設中止署名二次分
 「会」が長崎県知事に提出


 長崎「新幹線」の建設中止求める県民の会は二十四日、金子原二郎長崎県知事に対する署名「長崎『新幹線』の建設中止を求める要望書」第二次分五千人分を手渡しました。

 提出した署名は第一次分と合わせて七千人分となります。

 「県民の会」の大石久仁子代表委員は、「在来線を走り、のぞみもひかりも走れない、時間短縮効果も少ない長崎『新幹線』は必要ないと県民の多くは考えています。税金のムダ遣いです。財政がきびしい中で、税金は県民のくらしのために使ってほしい」と述べ、建設中止を申し入れました。

 この署名は、長崎市内の繁華街で「県民の会」が毎月続けてきた街頭行動で寄せられたものです。この署名行動に対する県民の関心は高く、一時間で三百筆、四百筆が寄せられることもしばしばでした。

 申し入れには、「県民の会」の中里研哉事務局長、日本共産党の堀江ひとみ県議ら七人が参加し、清田俊二県地域振興部長らが応対しました。清田部長は、県議会などの支持を得ているなどと述べ、建設推進を強弁しました。

 中里事務局長は「面民の会」として引き続き、建設中止を求める運動を続けていくことを強調しました。