「しんぶん赤旗」2009/3/20
最低でも月8万支給を 
年金者組合が集会


 「月八万円の最低保障年金制度の実現を」。年金引き上げ・生活を守ろう三・一九全国統一行動長崎集会が十九日、長崎市内で開かれ、県内の年金者組合や労働組合から約七十人が参加しました。

 全日本年金者組合長崎県本部の横崎重雄委員長の主催者あいさつに続き、日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)が「高齢者をじゃま者あつかいし、社会保障を切り捨てる政治を変えなければ、長生きを喜べる社会は築けない。消費税の増税なしに社会保障を充実させましょう。総選挙で全力を尽くします」と連帯のあいさつを述べました。

 集会報告で西敏弘書記長が、「貧困は若者だけではない。わたしたちの要求は高齢者の生活を守る切実な要求。社会保障制度の改悪に反対するとりくみを強め、心ひとつにがんばろう」と呼びかけました。

 高齢者が生活実態を報告。病弱のため録音で発言した女性BDは「介護保険の通知が来るのがこわい。計算しながら買い物をしている」とわずかな収入で暮らす苦境を訴えました。

 集会は、年金の三%引き上げ、無年金者・低年金者への八万円の生活支給金の実現、社会保障費削減政策の転換を求めるアピールを拍手で採択しました。

 集会後、参加者は繁華街をデモ行進し、市民にアピールしました。