「しんぶん赤旗」2009/3/11
来年のNPT会議へ廃絶の世論を大きく 
商店街で6・9行動

 二〇一〇年のNPT再検討会議へ向け、核兵器廃絶の世論を広げようと九日、長崎市の新大工商店街で「核兵器のない世界を」の署名・宣伝行動がおこなわれました。

 原水爆禁止長崎協議会と日本共産党中央支部がとりくんだものです。

 メンバーは、「世界には二万六千発の核兵器があります。いま、アメリカの元政府高官からも核兵器をひとつ残らずなくそうという声が上がっています。来年開かれるNPT会議で核兵器をなくす具体的な方策が決定されること求められています。被爆地長崎の市民の『核兵器をなくしたい』という思いをこの署名に込めて国連に届けましょう」と呼びかけました。

 また、参加した年配の男性は、自らの戦争体験を語りながら平和の尊さを訴えました。

 買い物客が行き交う商店街で、自分から寄って来て署名する人も多く見られました。中には、自ら募金を寄せる市民もありました。

 署名した女性は、「戦時中は食べ物がなく、ひもじい思いをしました。よその畑から野菜を盗んで食べました。戦争は二度といやです」と語りました。別の女性は、「核兵器がなくなればいいといつも考えています」と話しました。

 この日は、長崎市役所前でも昼休みに署名が取り組まれました。