「しんぶん赤旗」2009/3/10
許すな、雇用・暮らしの破壊 
国際女性デー長崎集会

  三月八日は、世界の女性たちが「パンと男女平等、平和」を求めて立ち上がった「国際女性デー」。

 長崎市内で開かれた長崎県集会には約六十人が参加しました。

 庄司秀子集会実行委員長は、国際女性デーの歴史にふれながら、「『女性に生まれてよかった』と思える日が実現するよう運動を続けたい」とあいさつしました。

 集会では、長崎県労連の川崎一宏議長が講演。ソニー長崎を派遣切りされた青年たちのたたかいを紹介し、景気悪化の要因や派遣労働など雇用情勢について詳しく解明。「働くルールの破壊が今日の事態をもたらした」と指摘しました。

 漫画家の西岡由香氏は、ガザを訪れたジャーナリストの報告も紹介しながら、攻撃の実態を告発しました。イスラエル大使館への攻撃中止要請について報告。「ノーモアナガサキ。報復しないという論理は説得力をもって相手に通じる。長崎の運動の成果」だと語りました。

 続いて各団体が発言。自治労連の代表は、新市立病院の地方独立行政法人化に反対するたたかいを報告。民医労は、低賃金、過重労働の福祉・介護現場の実態を告発しました。

 集会は、「平和と人間的な生活、明日への希望」の実現のために行動しようと呼びかけるアピールを採択。ミモザの花を手に繁華街でピースウォークをおこないました。