「しんぶん赤旗」2009/3/11
「核兵器のない世界を」署名広く
 長崎市実行委を結成

 二〇一〇年のNPT再検討会議へ向け、核兵器廃絶の明確な約束の実行を呼びかける「核兵器のない世界を」の署名を被爆地ナガサキから広げようと「核兵器廃絶署名推進長崎市実行委員会」の結成総会が六日、長崎市内で開かれました。

 原水爆禁止長崎協議会の大塚孝裕事務局長は、「NPT再検討会議まであと一年。この会議で大きな成果が得られるよう、被爆地長崎として署名を大きく広げていきたい」とあいさつしました。

 片山明吉県原水協事務局長が国際情勢、ビキニデー集会について報告。「核廃絶へ最大の好機を迎えている」という海外代表の発言を紹介し、「今日の情勢をつくり出したのは、毎年ビキニデーや原水禁大会を開催してきた力」だと強調しました。

 大塚氏は、「なぜ、NPT会議を重視するのか」など核兵器をめぐる情勢について述べ、「廃絶の流れが世界各国で中心的な課題になっている。被爆国の役割はNPTの中で廃絶の流れを決定的なものにすること」だと語りました。

 署名目標や行動計画が提起され、参加者が拍手で確認しました。
 参加者からは、若者や広範な市民にアピールするような取り組みを求める意見が出されました。