「しんぶん赤旗」2009/03/03
ソニーの横暴許せぬ 
元派遣労働者支援する集会

 ソニー長崎の派遣元であるワールドインテックの不当解雇撤回を求める決起集会(長崎県春闘共闘会議主催)が二十六日、長崎市内で開かれ、元派遣労働者たちを支援しようと約百人がかけつけました。

 集会では、この間のたたかいの経過をプロジェクターを使って紹介。ソニー長崎ワールドインテック分会の青年が決意を述べました。

 青年らは、業績不振を理由に、何の保障もなく従業員を解雇しながら株主配当をおこなうワールドインテックを告発。偽装請負で利益を上げ、労働者を犠牲にするソニーを批判しました。

 同時に、「組合の結束した力が相手を動かす力になっている」「経営者のための社会ではなく、労働者が当たり前の生活をし、当たり前の権利を主張できる当たり前の社会を守りたい」など労働組合に入り、たたかっていることへの確信も語られました。

 嘱託保育士など公務の職場での雇用破壊を許さないたたかいが報告され、会場からも「ともにたたかおう」と連帯と激励の発言が出されました。

 支援にかけつけた全労連の寺間誠治組織局長は、「組合員は全員、期間の定めのない正社員。派遣会社の正社員が簡単に首切られることを許せば全国でたたかう派遣切りのたたかいは勝利できない。勝利の日まで支援しぬく」と発言。

 参加した日本共産党の堀江ひとみ県議、ふちせ栄子衆院比例候補も発言し、青年らを激励しました。

 分会の青年のひとりは、「こんなにたくさんの人が応援してくれていることに驚きました」と話しました。