「しんぶん赤旗」2009/2/24
4月に諫早市議選
大企業に物言う党大きく
 諫早市の演説会で赤嶺議員らが訴え


 今年四月に市議選が行われる長崎県諌早市で二十一日夜、日本共産党演説会が開かれ、赤嶺政賢衆院議員はじめふちせ栄子衆院比例候補、諫早市議候補が衆院選、市議選勝利を呼びかけました。

 赤嶺氏は、小泉構造改革の誤りが明らかになっているにもかかわらず、「迷路から抜け出せなっている」のが今の自民党の姿だと指摘。派遣労働や消費税の問題について、大企業を優遇する政治が国民を苦しめる大本だと述べ、「大企業にものが言える政党かどうか」が重要だと語りました。

 ソマリア派兵について、アメリカに自衛隊の海外派兵をアピールするものだと指摘し、米軍再編や思いやり予算を批判。大企業優先、アメリカいいなりの政治の中身を変えるために日本共産党の前進が求められていると訴えました。

 赤嶺氏が「人間らしい生活を取り戻すためにも、市議選でも総選挙でも躍進しよう」と呼びかけると、聴衆は拍手でこれに答えました。

 ふちせ候補は、「派遣切りの大企業に社会的責任を果たさせ、身勝手な雇い止めを許している政治をともに変えましょう」と訴えました。

 三人の市議候補も決意表明しました。
 党三議席目をめざす西田京子候補は、自らの体験も語りながら「貧困をなくし、誰もが学び暮らせる社会が私の願い」と語り、中野太陽市議は、市議団の実績を紹介しながら、「市民の声を議会に届ける」と力を込めました。

 木村かずとし市議は、国の悪政から、市が暮らしの防波堤になるにはどうしても党の三議席が必要だと述べ、支援を訴えました。

 最前列で聞いていた青年は、「会社でも派遣に限らずどうなるかわからない状況です。話を聞いて派遣の働き方はよくないと思いました。アメリカのいうことばかりを聞いているのもおかしい」と感想を語りました。