「しんぶん赤旗」2009/02/17
ソマリア派兵やめよ 
共同センター訴え


 ソマリア沖海賊対策としての自衛隊派兵に反対しようと、憲法改悪阻止長崎県共同センターは十三日、長崎市の大丸前で宣伝行動をおこないました。

 自衛隊の海外派兵の中止と憲法改悪に反対する署名を訴え、ソマリア沖派兵のねらいを明らかにしたビラを配布しました。

 ビラは、政府が制定しようとしている「海賊新法」は、外国人や外国船にまで保護の対象を拡大し、武器の使用も可能にするものであり、憲法違反の「集団的自衛権」の行使に道を開くものだと指摘。
 憲法九条を持つ日本がすべきことは、ソマリアの国民生活の安定や警備活動を強化すべきだと訴えています。

 ビラを受け取った女性は自衛隊の派兵について、「よくわかりません。(ビラを)よく読んでみます」と答え、別の女性は、「絶対に反対です。戦争につながります」ときっぱり。

 二人連れ立って署名した市民は、「無事に帰れるかどうか、自衛隊員の家族は不安だろうと思います」と話しました。

 「ビラを一枚ください」と寄ってきた青年は、「学生です。『憲法九条』の旗が見えたので。憲法は守らなければと思います」と語りました。