「しんぶん赤旗」2009/1/25
後期高齢者医療制度 
「やめさせんばね」
 民医連署名に反響
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 長崎県民主医療機関連合会と長崎健康友の会は二十一日、長崎市の大丸前で後期高齢者医療制度の廃止を求める署名・宣伝をおこないました。

 行動には、三十人以上が参加し、一時間で三百十四筆の署名が寄せられました。

 参加者は、ビラを配りながら、「社会保障の拡充が景気回復の特効薬です。後期高齢者医療制度を廃止させ、社会保障の改善を求めましょう」と訴えました。のぼり旗を立て、はっぴを着ての宣伝は
人目を引き、市民は足を止めて署名に応じていました。

 市民は、「これはやめさせんばね」「貧乏人泣かせ」「お年寄りにはきびしい制度」となどと話しながら署名。中には後戻りして署名する人の姿もありました。六十代の女性は、「年収は百万円しかないのに去年は病院代が三十万円以上もかかった。家賃を払うと何も残らない。何の楽しみもない」と社会保障の貧しさに不満をぶつけました。

 参加者の一人は、「後期医療制度への怒りは衰えていないと感じました。若い人もよく署名してくれました。この制度の矛盾が若い人にも理解され、怒りが広がっているのではないでしょうか」と署名に取り組んだ感想を語りました。