「しんぶん赤旗」2009/01/14
若い力で希望ある社会に 
新成人が次々に核廃絶署名


 小雪のちらつく寒い一日となった成人の日の十二日、原水爆禁止長崎県協議会は長崎市の大丸前で「核兵器のない世界を」の署名にとりくみました。

 毎年成人の日におこなっているもので、この日三百六筆の署名が寄せられました。

 各団体から二十人が参加。きたがわてつさんの「日本国憲法前文」や「ケサラ」など平和の曲を流しながら「人類と子どもたちの未来のために核兵器のない世界を実現しましょう」と呼びかけました。

 ポスターを見て寄って来る人、部活帰りの高校生、親子連れなど多くの市民が足を止め、署名に応じていました。メンバーは、署名した人に飴をプレゼントし、喜ぶ市民の姿が見られました。

 「社会人として一歩を踏み出したい」と、あでやかな晴れ着に身を包んだ新成人も多く署名しました。

 「ずっと長崎なので反射的に署名しました」「平和になってほしい」などと新成人は友人たちと連れ立って署名し、晴れやかな笑顔で答えました。

 振袖姿の女性とともに署名した男性は、「長崎で生まれ育った者としてしなければならないことだと思います」。別の女性は、「世界中でたくさんの子どもたちが今も戦争で苦しんでいます。早く戦争がなくなってほしい」と話しました。

 市民からは、「がんばって」と募金も寄せられました。