「しんぶん赤旗」2009/1/12
ガザ攻撃やめよ 
平和公園で座り込み


 長崎市の市民団体がイスラエルのガザ攻撃中止を求め十一日、平和公園で座り込みを行いました。

 座り込みをおこなったのは、「ガザ攻撃の即時停止を求める長崎の市民有志」です。

 平和祈念像前で「イスラエルはただちに攻撃を中止せよ」の横断幕を掲げ、市民約七十人が座り込みました。

 呼びかけ人である西岡由香さん(漫画家)は、イスラエルの攻撃は「あまりにも過剰で無差別で非人道的」だと批判。「被爆地長崎から声を上げなくてはならない。直ちに停戦、爆撃中止をよびかけよう」と訴えました。

 被爆者で、証言活動を続けている広瀬方人さんは、「家族を亡くした人がたくさんいる。周りの人がどんなに悲しい思いをするか。絶対に早くやめさせなければ」と語りました。

 核兵器廃絶の活動に取り組んでいる「一万人署名」の高校生も参加。「罪のない人たちの心を傷つけ、命を奪うすべての戦争に反対しようと参加した」と発言。

 原水爆禁止長崎協議会の大塚孝裕事務局長は、「子どもたちを殺さないで」など攻撃中止を求める署名活動で寄せられた市民の声を紹介。すべてが封鎖されたガザ地区は収容所のようだと述べ、「一刻も早く攻撃をやめさせなければならない」と強調しました。

 「市民有志」は九日、イスラエル大使などに攻撃中止を求める要請書を送付しました。