「しんぶん赤旗」2009/1/13
派遣法の抜本改正を
 雪の中、ふちせ比例候補ら署名


 長崎地方が寒波に見舞われた十日、日本共産党長崎県委員会と長崎南部地区委員会は長崎市の鉄橋で宣伝し、働くものの権利を守ろうと呼びかけました。

 小雪の舞う中、ふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)はじめ津村国弘、牧山隆、中西敦信各市議らがマイクを握り、大企業の派遣切りを批判。合わせて、派遣村支援募金への協力を呼びかけました。

 ふちせ候補は、「多くの人たちを寒空に放り出すような政治をなんとしてもみなさんとともに変えていきたい。今年は総選挙の年、人間らしく働き、人間らしく暮らせる当たり前の社会を取り戻すために全力を尽くしたい」と訴えました。

 悪天候の中、立ち止まって財布を取り出し、募金する市民の姿も見られました。

 労働者派遣法の抜本改正を求める署名には、「派遣でもうけるだけもうけて、不況だからと切るのはおかしい。内部留保を使うべき」「息子も派遣切りに合った」などの声が寄せられました。

 配られたビラに見入っていた青年は、「派遣で働いていました。キャノンにもいたことがあります。派遣社員は首を切られることを覚悟していなければならない。切られた人の気持ちがよくわかります」と話し、「昨日も面接に行きました。一か月半の仕事です。決まればいいのですが」と不安そうに語りました。