「しんぶん赤旗」2009/11/11
ガザ即時停戦求める
 長崎市民らイスラエルに要請

 イスラエルのガザ攻撃に対し、長崎の平和団体などでつくる「ガザ攻撃の即時停止を求める長崎の市民有志」は九日、イスラエル大使館などに攻撃中止を要請する文書を送付しました。

 要請は、攻撃によって多くのガザ市民の命が奪われていることを原爆を経験した長崎市民は見過ごすことはできないとして即時中止を求めています。

 憲法改悪阻止長崎県共同センターは夕刻、長崎市の大丸前で宣伝。要請への賛同署名をよびかけました。

 話し合いでの解決を呼びかけるビラを配布しながら、「子どもたちが殺されています。攻撃を直ちにやめさせましょう」と訴えました。

 自分から寄って来て署名する人も多く、関心の高さがうかがわれました。展示されたガザの惨状を伝える報道写真に見入る市民の姿も見られました。

 女子高校生は、「戦争でなく、話し合いで解決できるはず。自分の家族を殺されたらどう思うか。戦争はやめてほしい」。

 若い夫婦は、「ニュースを見て自分にできることをしたいと思って」と話しました。

 引揚者という女性は、「親とも離れて暮らし、戦争で苦労したので同じ思いをほかの人にもさせたくない」と語りました。

 また、「罪のない人を殺さないで」「武力で平和はつくれない」など一言メッセージも多く寄せられました。この署名は、イスラエル大使館に送付されます。