「しんぶん赤旗」2009/1/11
春闘共闘が長崎市で宣伝

 〇九春闘を、貧困と生活危機からの突破をめざす歴史的な「国民春闘」としてたたかおうと長崎県春闘共闘会議は八日朝、長崎市内三か所で宣伝。

 「くらし優先の政治と経済のしくみに転換させるため、ともにたたかいましょう」と呼びかけました。

 長崎駅前では、「春闘共闘」ののぼり旗を立て、市民に国民本位の経済への転換を呼びかけるビラを配布しました。職場へ向かう労働者らは次々とビラを受け取っていました。

 マイクを握った県労連の川崎一宏議長は、巨額の内部留保をためこみながら派遣労働者などのリストラをおこなっている大企業を批判。
 経済不況の克服には国民の消費購買力を高めることが必要であり、人間らしく働くためのルールを確立することが重要だと訴えました。

 ビラを手にした女性は派遣切りについて、「みんな生活があるのに大変です。(国に)どうにかしてほしいですね。早く景気が回復してほしい」と話しました。

 来年大学を卒業するという男性は、「貿易関係の会社で働きたい。それまでに景気がよくなってくれればいいのですが」と不安そうに語りました。

 浦上駅や県庁前でも宣伝。二十九人が参加し、千八百枚のビラを配布しました。