「しんぶん赤旗」2009/01/09
変えるぞ大企業中心主義
 春闘共闘が旗びらき


大企業が競い合ってすすめている雇用破壊をくい止め、労働者の雇用をどう守るか、労働組合の真価が問われる歴史的な春闘をたたかい抜こうと長崎県春闘共闘会議の新春旗びらきが六日、長崎市内で開かれ、約八十人の参加者が春闘へ向けた決意を固め合いました。

 あいさつに立った田島章議長は、派遣切りをはじめとした国民生活の困窮に対する自公政権の無策ぶり、派遣村の労働者に対する政府高官の暴言に強い怒りを表明。
 「内部留保を取り崩せば賃上げはできるし、内需拡大のためには賃上げが必要」だと春闘への決意を語り、「今年は総選挙の年。国民の立場に立つ勢力の勝利を勝ち取ろう」と呼びかけました。

 「第二陣じん肺裁判の支援。雇用と健康を守っていきたい」(長船分会)、「職場の半数が非正規。組織化を進めている。過半数めざしてがんばる」(県国公)、「サービスは向上するどころか低下。郵政民営化の見直しを求める国民の後押しを受け、がんばりたい」(郵産労)「派遣切りの情勢の中、支援が必要。ビラ配りを活発にやっている」(一般労組)など各労働組合が決意表明しました。

 日本共産党のふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)も堀江ひとみ県議、牧山隆、中西敦信市議らとともに参加。「企業に対して労働者の立場でしっかりものが言える政党として総選挙で必ず躍進しなければならないと決意している」と述べ、支援を訴えました。