「しんぶん赤旗」2008/12/28
予算編成で県に要請 
くらふく実行委員会


 深刻な経済危機から県民の暮らしを守ろうと、「軍事費を削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動長崎県実行委員会(くらふく)は二十五日、長崎県に対し、〇九年度予算編成にかかわって緊急対策を求める要求書を提出しました。

 要求書は、雇用対策や中小業者対策、社会保障の充実などに関し、二十八項目を要望しています。

 具体的には▽派遣・期間社員の解雇や内定取り消しをやめさせること▽公的就労の創出▽国や県の融資制度を活用しやすいものに▽すべての農家に価格保障・所得補償を▽社会保障費二千二百億円の削減中止▽解雇された派遣労働者など生活困窮者への支援の強化と住宅の確保▽諫早湾干拓潮受け堤防の開門や長崎新幹線の建設中止、などを求めています。

 「税金の完納が融資の条件になっているが、柔軟な対応をほしい」、「県外で雇い止めになって長崎に帰ってきた人を支えるしくみをつくるべき」、「生活がきびしく、介護職を希望する生徒に先生が『やめとけ』と言わざるを得ない。介護制度は破たんの危機」など各団体がそれぞれの項目について意見をのべました。

 応対した県の担当課長は、「要求はもっとも。各課で検討したい」と答えました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議が同席。ふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)も参加しました。