「しんぶん赤旗」2008/12/25
違法な解雇許すな
 長崎でロングラン宣伝


 冷え込みがきびしくなった二十三日、日本共産党長崎南部地区委員会は長崎市の鉄橋で「違法な解雇を許すな」とロングラン宣伝にとりくみました。

 「大企業は今こそ社会的責任を果たせ」と書かれた横断幕を掲げ、非正規切り防止の厚労省通達を紹介するビラを市民に配布。合わせて労働者派遣法の抜本改正を求める署名もおこないました。

 行動には、ふちせ栄子衆院比例候補(1区重複)や堀江ひとみ県議、中田ごう、牧山隆各市議らも参加し、「違法な派遣切りやめよ」と訴えました。マイクを握ったふちせ候補は、大企業はため込んだ利益を還元すれば派遣切りをする必要はないと述べ、「仕事ばかりか寮まで追い出され、寒空に放り出される。こんなことは許されない。『雇用を守れ』の声を広げましょう」と呼びかけました。

 市民からは、「派遣切りはひどい。かわいそう」など乱暴な解雇に胸を痛める声が数多く聞かれました。

 署名した女性は、「麻生さんは貧乏人の気持ちがわからない。(定額給付金を)ばらまかないでこういう人たちのために使ってもらいたい」。

 男子学生は、「これまでもうけるために派遣労働者を安い賃金で働かせ、少し業績が悪くなったからと言って解雇するのは不条理です」と語りました。

 高校生は「うちもどうなるか心配」と話し、友人らとともに署名しました。