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県の諌早湾パンフ
反論パンフを作成
市民ネット
長崎県が諫早湾干拓の潮受け堤防の開門に反対するパンフをイベントで県民に配布したことを受け、有明海漁民・市民ネットワークはこれに反論するパンフを作成しました。
「開門は、漁業・農業・防災のためです」と訴える同パンフは、防災機能や開門対策工事、農業への影響など県のパンフに対比する形で反論しています。
防災機能が発揮できなくなるという県に対し、湛水被害は閉め切り後に多く発生したと指摘し、被害はポンプ増強で対応できるとしています。
開門対策工事費について県の試算は恣意的な過大試算であると批判。農業における塩害についても代替水源を確保すればよいと主張しています。
さらに、開門によって有明海の環境が改善され、漁業の再生が期待できるとしています。
パンフは、開門しない限り漁業者、干拓農家、背後地住民にも明るい未来はないとして「それでも開門しないのですか」と問いかけています。
「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会では、開門を求める小長井・大浦漁民裁判がおこなわれる二十二日、県庁前や大丸前で宣伝し、このパンフを配布することにしています。 |